サンタクロースにドロップキック
恋人が嘘をつく。
僕が原因だという。
堂々巡りのいつもの議論。
何度も輪廻転生した後にも似た疲れ。
僕は良く晴れた午後の桜吹雪を夢想する。中目黒の。ああ、川岸で、うまいワインと、ピザで、、、そして、そして、あとは、、、
あとは君。
あとはそこに君がいれば最高なんだと僕は思う。
その君が嘘をつく。
ひどく、とてもひどく凶暴な気持ちになる。
フライデー編集部を消火器持って襲った人間の気持ちを理解する。
オトコとオンナのハナシをそれ以外の人間がややこしくするんじゃねぇ。
ビートTけしのあまり有名じゃない名言だ。
あれも12月の初旬の出来事だったんだなぁ。
僕は、今年の24日か25日あたりに、サンタクロースを見つけたら、顎に確実にドロップキックをきめてみせる。